新年始まってから1回目のテトテハウス、toiroのまなび場教室では
味噌作りとぬか漬け作りをしました。
酵母が生きている本来の味が楽しめる味噌作り
味噌は雑菌が繁殖しにくい寒い時期に仕込むのが良いので、まさに真冬の今がベストシーズン。
当たり前のようにスーパーで買って使っている味噌ですが、
市販の味噌の多くは加熱殺菌により酵母がほぼ生きていない状態なので
本来の味噌の味でもなく、腸内まで良い菌が届きません。
「本来の栄養のある味噌」を自分たちの手で作る、
何か新しいことを始めてみたくなる新年にぴったりのまなび場教室です。
いつまでも楽しみ続けられるぬか漬け作り
ぬか漬け作りに使う米ぬかは袋から全て保存容器に出しておきます。
ぬかを舐めてみるとちょっとしょっぱくて、自然な甘さが口に広がります。
ずっと漬けているとぬか床が酸っぱくなったり、水っぽくなったりして
ぬか床の健康状態によってお手入れしていくので最初がどんな味か知っておくことが大切です。
好みのぬか漬けにするために欠かせない昆布、干しシイタケ、唐辛子などのスパイス。
入れる前に素材そのものの味を確かめてみるのがjuri先生のポイント。
ひとつひとつの素材がどんな味で
何を入れるとどう味が変化するのか確かめながら自分好みのぬか床を育てていきます。
ぬか床にスパイスを入れて混ぜ終わったら、あとは好きなお野菜を水けを切ってぬか床の中に入れるだけ。
毎日混ぜたり、味を見ながらちゃんと面倒を見てあげればいつまでも楽しみ続けられます。
手間ひまかけて作った味噌作り
材料は大豆、塩、麹の3つだけ。
余計なものは何も入れないシンプルな素材で作られます。
まずは大豆を茹でます。
驚いたのは、ただ茹でただけの大豆の美味しさ!
作業しながらもパクパクつまみ食いが止まりません。
良い食材は何もつけなくてもそのまま楽しめるのです。
茹でた大豆は冷めないようにタオルに包んでおきます。
米こうじは60度くらいに冷ましたお湯で戻しておきます。
甘酒のようないい香りがします。
米こうじに塩をまぶして下準備しておきます。
茹でた大豆は手の腹やこぶしを使って豆の形がなくなるまでしっかり潰します。
ムードメーカーで歌うのが大好きなうさちゃんが殴るように潰してくれたおかげで
茹で上がった大豆が真っ白で粉々の状態になりました。
潰した大豆は塩と混ぜた米麹と合わせてお団子状に。
お団子状にしたものは保存容器になるべく隙間ができないように詰めてから潰して平らに。
こうすることで普通に詰めるよりも空気が入りにくくなります。
表面を平らにして塩でコーティングして重しを乗せたら、あとは10ヶ月以上寝かせるだけ。
透明な容器にも入れて味噌ができるまでの経過を楽しみます。
10か月後にまた会おう
既にハウスを卒業したファミリーも参加してくれた味噌作り教室。
まなび場は今も住んでるファミリーだけではなく卒業したファミリーも繋げてくれる場です。
10か月後までに卒業することになっても
またここで手作りの味噌で味噌パーティをしましょう。
新米の炊き立てご飯に手作り味噌のお味噌汁、旬のさんまも添えて…
みんなと一緒に味噌を楽しめる日を首を長くして待っています。